タマ子の日記

走ることが好きになり、色々と挑戦し続ける人の練習日誌+α

BAMBIレースレポ④

今シーズンラストのハーフのレースに向けて練習中ですが、なかなか調子が上がらず…というかスピードが戻らず焦っています。

自己ベスト更新は来シーズンに持ちこそうかなぁと弱気になるくらい。

できることをしてみます。

 

ではレースレポ最後です!

1周毎のラップですが、見事に落ちています。ラストは酷すぎますね。3周目くらいのペースで行けていたら、まだ救いようがあったかなあと思いますが、これも初100mileの思い出ですかね(^^;

 

 

4周目に入る前に、実は100mileレースでよくあるという幻覚を3周目の明け方前に見ました。

コースに腰掛けてうなだれているお婆さんがいて、あれ?と。

よーく見たら、倒れた木で、キノコが目に見えてましたね(^◇^;)

体験できてよかったです(笑)

 

という事で改めて4周目。ペーサーは地元ランナーのEさん。

あまり経験が無いという事ですが、それでも見ず知らずのランナーに手を差し伸べてくれました。

 

補給もして調子良くスタートした4周目。

しかし、すぐに闇が訪れました。

 

 

長時間動いた体と胃。先に食べた餅とコーヒーが消化できません。

「ゆっくり行きます」

とりあえずそう声かけをして、話をしながら進みました。

 

2日目の昼には雨となるので、なるべく先へ進みたい。その思いはありました。

 

今まで回復してきた、だから少しの我慢。

 

ですが、なかなか調子が上がらず、先に行くEさんについて行くのもやっと。 

 

何だかわからないけど、苦しい…。

 

辛い時間が続きました。

 

脚は回復したのに体は動かない。

 

だんだん遅れてきて、返事や声かけも出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいになっていきます。

 

救いだったのは昼間なので、まだ気持ちは落ち込んでいないことでした。

 

 

しかし、全く回復せず、4周目の15キロくらいのトレイルコースで胃が痛くもたれた状態で脚がとうとう止まり胃腸薬をもらい飲みました。準備不足は反省です。

食べ物は胃が悪くても少しずつ入れてましたが、足りていないようで多分ガス欠になっていたのもあったかもしれません。

 

ペースダウンしたまま、進むのがやっと。

 

 

そうこうしているうちに天気予報通り雨が降り出しました。

 

思ったより進んでおらず、雨と胃痛と己の弱さとの戦いが始まりました。

 

夕方になり、暗くなります。

時折、ボランティアさんや救護ランナーさんがいて応援を受ける時以外は本当につらくて何も言えず、ダンマリしてしまいました。

 

それでも、諦めず、ペーサーさんの背中を追い続けました。

 

そして、とうとう6時間近くかかりエイド手前の東山やの坂を降りる頃、回復の兆しが見えてきました。

 

少しずつ食べれてきましたし、体の動きもちょっとだけ良くなってきました。

 

最後のエイドで、ようやく笑顔を取り戻せました。何を食べたかは覚えていないんですが(^_^;)

 

少し休んだ後、ラストの登りに向かいます。

 

途中で後ろからきたランナーには道を譲りましたが、順調にまた進み始めます。

 

ですが、走り始めて1時間も経たないうちに再び胃の辛さが訪れてきました。

 

動けなくなり、暗闇の中、木の相棒をペーサーさんと探します。棒探しの目で集中力は切れていました。

ちなみに、3周目も使用。脚が回復したので林に返してしまっていました(>_<)

 

なんとか短い棒を見つけてもらい進んでいきます。そのあと、長い棒も見つけました。

 

今までで一番辛い時間となっていきます。

弱気でネガティブな考えしか浮かばなくなっていました。

 

実はタイム的な目標として、レース後泊まる宿でお風呂の入れる時間までに戻る事だったのですが、身体が動かなくなり、予定より大幅に遅れていました。

ダメだー。諦めの割合の方が大きくなっていました。

 

歩いて進んでいると後ろからMさんが。

「(このどうにもならなくなってきた状態で)お風呂間に合わないかもしれないんです」

なぜか必死にその事を伝えます。

 

「間に合わなかったら連絡して」

力強くMさんが答えてくれました。

 

申し訳ない気持ちと進んでいく姿を見て、

「完走しなくちゃダメだ」

 

体は動かないけど、気持ちは少し前向きになりました。

 

 

しかし、脚もおぼつかなくなり、ペーサーさんとの距離が長くなります。

 

転んでいると後ろからNさんとペーサーさんが。

つい、「ダメかもしれません」と口にします。

 

「大丈夫、まだ時間あるから」

 

進んでいくNさん。

 

なんでもいいから頑張らなきゃ…

 

 

その後は、ロストでGPS距離が狂っていたのであとどのくらいなのかずっと聞いていたかと思います。

 

記憶があまりありません。

時間見て、お風呂間に合わなかった…。どーしよ。と何度も思いました。

 

すごく長く感じていました。

 

ようやくゴール地点前に来て、あと少しと安心したけど、ラストスパート出来ず。

それでもラストなので先に行くようEさんに促され、花道へ。

 

笑顔でゴールをすると決めていたのに、複雑な気持ちで心から笑えず。

ゴールする瞬間に先にゴールしたMさんが、電話して欲しいと言い残していたからお風呂の心配はしなくていいよ!と周りの皆様から言われました(〃ω〃)

 

 

ベルを鳴らして

ゴール!

 

土井選手からバックルをもらいます。記念撮影もしましたが、写真はありません。残念。

 

ゴール出来たのに思ったようにうまく走れなくて精進していきたい事を感想として伝えると「ストイックだね」と言われました。

 

頑張ります!

 

走った後、すぐにまた挑戦したいと感じたのは、胃痛や思うような走りが出来なかったこともありますが、4周目に笑顔が出ずに走ったことに後悔が残っているのかもしれません。

 

課題があるほどやりがいがありますから、まあ、また楽しみが増えました(^^)

 

終わり。

 

いつもは捨てちゃうゼッケンもとっておきます。

ありがとうございました♪